辿り着いた人だけが知る、地下の一室。窓のない空間に、予約した夜だけが存在する。
全室個室。完全予約制。ここで過ごす時間は、外の世界から切り離される。
割烹の繊細さと、肉の原始的な喜びがひとつのコースの中に共存する。創作料理と、豪快に焼かれる和牛。どちらも本物だから、どちらかに絞らなかった。
扱うのは、雌牛の和牛A5だけ。
選び抜いた基準は、譲らない。
火入れは、総料理長が自ら行う。だから1日に迎えられる組数は、限られている。その制限が、1組ずつへの誠実さを守る。
和牛の中で最も希少な部位、シャトーブリアン。
横浜で、その味に辿り着ける場所がある。
予約が取れないのは、手を抜かないからだ。