なぜシャトーブリアンは高いのか|希少性だけではない“価値が決まる理由” 2026-05-22 最終更新日時 : 2026-05-22 うしうらら ここまで、シャトーブリアンの部位、そして火入れの難しさについてお話ししてきました。最終回となる今回は、多くの方が気になる「なぜシャトーブリアンは高いのか」ということについて、正直にお話しします。シャトーブリアンが高価な理由は、単に名前が有名だからではありません。まず、一頭の牛から取れる量がとても少ないこと。そして、ヒレ肉の中でも特に厚みがあり、形が整い、筋繊維がきめ細かい中心部分だけがシャトーブリアンとして扱われること。これが、シャトーブリアンが希少部位と呼ばれる大きな理由です。ただ、シャトーブリアンの価値は、希少性だけで決まるものではありません。ここがとても大切です。どれだけ良いシャトーブリアンを仕入れても、扱い方を間違えれば、その魅力は十分に伝わりません。仕入れの段階。保管の仕方。切り出し方。火入れ。提供するタイミング。どこかひとつでも雑になると、シャトーブリアン本来の柔らかさや肉汁、余韻は弱くなってしまいます。つまり、シャトーブリアンの価値は、希少性だけではなく、扱う技術によって支えられています。 私は、ただ高いものを高く見せたいとは思っていません。大切なのは、なぜその価値があるのかを、お客様に一皿の中で感じていただくことです。シャトーブリアンを口に運んだ瞬間、力を入れなくてもほどけるような食感がある。噛み進めるほどに、赤身の穏やかな旨みが広がっていく。食べ終えた後にも、静かに余韻が残る。その時に、「なるほど、これは特別だ」と感じていただけたら、料理人として本当に嬉しく思います。シャトーブリアンは、ただ柔らかくて高級な肉ではありません。ヒレ肉の中心部分だけが持つ、きめ細かな肉質。火入れによって大きく変わる食感。噛み進めるほどに広がる旨み。そして、食後まで続く余韻。それらが重なって、シャトーブリアンという一皿は完成します。文章で説明することはできます。写真で見ていただくこともできます。でも、シャトーブリアンの本当の美味しさは、やはり実際に口に運んだ時にしかわかりません。横浜・関内で、大切な方とのお食事や記念日、ゆっくりと美味しいものを味わいたい夜に。うしうららでは、シャトーブリアンという特別な部位に、料理人として真剣に向き合い、一番良い状態でお届けできるよう努めています。シャトーブリアンを、ただの高級肉ではなく、記憶に残る一皿として味わっていただけたら嬉しく思います。 横浜・関内の肉割烹 うしうらら 全室個室・完全予約制。A5雌牛のみを使用したコース料理をご用意しています。 コースを見る 共有: Facebook で共有 (新しいウィンドウで開きます) Facebook X で共有 (新しいウィンドウで開きます) X いいね:いいね 読み込み中… 関連