シャトーブリアンはヒレ肉のどこ?希少部位と呼ばれる理由をわかりやすく解説
シャトーブリアンはヒレ肉のどの部分にあるのか
シャトーブリアンとは、牛のヒレ肉の中心にある、最も厚みのある部分を指します。ヒレ肉全体のことではありません。一頭の和牛から取れるのはわずか600g〜1kg。牛の体重の0.1〜0.2%にも満たない、限られた部位です。
横浜・関内で肉割烹を営み、毎日この部位に向き合っています。よく聞かれるのが「シャトーブリアンはヒレ肉と何が違うのか」という点です。できるだけわかりやすくお話しします。
シャトーブリアンは、牛のヒレ肉の一部です。
ただし、ヒレ肉すべてがシャトーブリアンと呼ばれるわけではありません。
ヒレ肉の中でも、特に中心に近く、
厚みがあり、形が整い、筋繊維がきめ細かい部分。
そこだけが、シャトーブリアンとして扱われます。
ここが少し誤解されやすいところです。
ヒレ肉はもともと柔らかい部位ですが、
その中でもさらに状態の良い中心部分がシャトーブリアンです。
そのため、シャトーブリアンは一頭の牛から取れる量がとても少なく、
希少部位と呼ばれます。
ただ、私は「希少だから美味しい」とは考えていません。
もちろん、希少性はシャトーブリアンの価値のひとつです。
しかし、本当に大切なのは、
そのシャトーブリアンをどのように見極め、
どのように扱い、
どのように一皿としてお客様に届けるかです。
シャトーブリアンは、脂で強く押してくる部位ではありません。
サーロインのような華やかな脂の甘みとは違い、
シャトーブリアンの魅力はもっと静かです。
力を入れなくてもほどける柔らかさ。
噛み進めるほどに広がる赤身の旨み。
そして、食べ終えた後に残る上品な余韻。
この控えめでありながら深い味わいこそ、
シャトーブリアンらしさだと思っています。
だからこそ、シャトーブリアンはただ「高級な部位」としてではなく、
丁寧に味わっていただきたい部位です。
横浜・関内でシャトーブリアンを召し上がる時には、
ぜひ「ヒレ肉の中でも限られた中心部分を味わっている」ということも、
少しだけ思い出していただけたら嬉しいです。
そして、シャトーブリアンの味を最終的に決めるのは火入れです。その話はシャトーブリアンは火入れで変わるに詳しくまとめています。
ヒレ肉とシャトーブリアン・サーロインの違い
よく混同されるのが「ヒレ肉全体=シャトーブリアン」という誤解です。ヒレ肉は牛の背骨の内側にある、運動量がほぼゼロの筋肉です。その中でも部位ごとに名称が分かれています。
- シャトーブリアン:ヒレの中心、最も太い部分。一頭からわずか600g〜1kg程度
- フィレミニョン:シャトーブリアンより先端に近い部分
- テール(ヒレ先):細くなる末端部分
サーロインと比べると、シャトーブリアンには霜降りがほとんどありません。脂の甘みではなく、赤身そのものの旨みと繊維の柔らかさが特徴です。
一頭の牛からどのくらい取れる?
和牛一頭の体重はおよそ700〜800kg。そのうちヒレ肉全体は約3〜4kg。シャトーブリアンとして扱える中心部分は、そのさらに一部です。
一頭から取れるシャトーブリアンは600g〜1kgほどと言われており、これは牛全体の体重の0.1〜0.2%にも満たない計算です。「希少部位」と呼ばれる理由は、この圧倒的な取れる量の少なさにあります。
よくある質問
Q. シャトーブリアンは牛のどこにある部位ですか?
A. 牛の背骨の内側、腰のあたりにあるヒレ肉。その中心部分です。ほとんど運動をしない筋肉のため、繊維がきめ細かく、力を入れなくてもほどける柔らかさになります。
Q. シャトーブリアンはヒレ肉全体のことですか?
A. いいえ。ヒレ肉の中でも特に中心に近く、厚みと形が整った部分だけをシャトーブリアンと呼びます。ヒレ肉はすべてシャトーブリアンではありません。
Q. 一頭の和牛からシャトーブリアンはどのくらい取れますか?
A. おおよそ600g〜1kg程度です。和牛一頭が700〜800kgあることを考えると、体重の0.1〜0.2%にも満たない非常に希少な部位です。
Q. シャトーブリアンとサーロインはどちらが美味しいですか?
A. 目的によって異なります。サーロインは霜降りの甘みと華やかさが特徴。シャトーブリアンは脂が少なく、赤身の旨みと柔らかさが際立ちます。それぞれ異なる美味しさがあります。
Q. 横浜でシャトーブリアンを食べられるお店はありますか?
A. 横浜・関内の肉割烹うしうらら では、A5雌牛のシャトーブリアンをコースでご提供しています。
横浜でシャトーブリアンを食べるなら
横浜・関内の肉割烹うしうららでは、A5ランクの雌牛だけを使ったシャトーブリアンを、コースの一皿としてお出ししています。
雌牛にこだわるのには理由があります。去勢牛に比べて繊維がきめ細かく、赤身の香りが穏やかだからです。シャトーブリアンのように、脂ではなく赤身で味わう部位ほど、この差ははっきりと出ます。
「頂 シャトーブリアンコース」では、同じシャトーブリアンを、ローストビーフと厚切りの二通りでお出ししています。同じ部位が、火の入れ方ひとつで別の顔を見せる。その驚きを味わっていただきたくて組んだコースです。
- 所在地:横浜市中区若葉町2-31-1 ビクトリアメイフェアハウス B1-B
- アクセス:ブルーライン 伊勢佐木長者町駅 徒歩5分/京急線 日ノ出町駅 徒歩7分/JR関内駅 徒歩10分
- 席:全席完全個室
- ご予約:完全予約制(045-341-4977)
記念日、ご接待、ご家族のお祝いなど、静かに過ごしたい日にお使いいただいています。


